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千舟堂 岡垣 祐吾
(輪島塗)

千舟堂 岡垣 祐吾

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千舟堂 岡垣 祐吾

センシュウドウ オカガキユウゴ

SENSYUDO OKAGAKI YUGO

石川県 輪島塗

プロダクト開発の名手が輪島塗の未来を握る

日本三大漆器にも数えられない別格筋「輪島塗」
漆器の最高峰と呼ばれ、一個買えば一生もの。
「高価な理由」と「輪島塗の危機」に迫りながら、一人の救世主を紹介します。

千舟堂について

明治より千舟堂の屋号を持ち、先々代の姉の嫁ぎ先である千舟堂本家にて丁稚奉公を発祥とし、のちの暖簾分けで昭和23年4月に「岡垣漆器店」を創業。輪島塗従事者は年々減少し、その本家も廃業。千舟堂の屋号を引き継いだ。

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ミラーボール戦略で、輪島に幾通りものヒカリを。

輪島塗発展のカギは、ブランディング?orより身近に?


岡垣:その質問だと"身近"という答えになります。僕がいくら何を言っても輪島塗自体のブランドには勝てないのです。
ブランディングはもう輪島塗の品質に任せて、我々は輪島塗をより身近にすることに尽力しています。
輪島塗になぜブランド力があるかというと、全国に23ヶ所漆器産地がある中で、重要無形文化財に指定されてるのが輪島塗と津軽塗だけ。さらに文化庁に製法を指定されているのが輪島塗だけだからです。


危機=“文化財”という諸刃の剣


組合が今年4月に取った統計では輪島塗の従事者が約600名いるものの、そのうちの職人の割合は半分に満たないほどです。輪島塗の従事者数はバブルが弾けた頃がピークと言われていて当時は1500名いましたので30年で6割程減少していることになります。
従事者数だけでいうと多いほうかも知れませんが、これから20年後は全く想像がつかないというのが本音です。

輪島塗の全工程は124工程。塗りだけで20工程以上に及びます。反対に言うとその工程を経たものが「輪島塗」であると国に定められているのです。しかし高齢化や産業の規模減少に伴い、特に下地、上塗り、研ぎものの職人はすでに不足。指定された製法を維持するのは難しいといいます。
岡垣:一つのお椀を作るのに5人の職人で行います。今はその5人は輪島にいますが、輪島に職人がいなくなったから輪島塗が出来ないという事態だけは何としても避けなければなりません。したがって今のうちから5名制から4名、3名で生産可能にするとか、リモートが主流になってる社会のように木地は加賀に住むAさん、下地は輪島のBさんが、塗りは岩手のCさんが、と地域分業も進めるべきだと思っています。
最終的に輪島塗を守るためには、輪島塗をmade in Wajimaからmade in Japanにする判断がいるのではないでしょうか。


身近へ、プロダクトの力


「僕はよく輪島塗をサイコロに例えるんです。」とクリエイティブな語り部の岡垣氏は続けます。
岡垣:輪島塗と聞いたらどんなものを思い浮かべますか?お椀か重箱かを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
つまりお椀を探している人には光が届いてもそれ以外には光が届かないんですね。
今までなかったような、手鏡、ハンガー、ペットのお皿と、その輪島塗のカット(プロダクト)を増やすこと、サイコロ状のものを完全に球体にすることは難しいかも知れませんが、いびつであれミラーボールくらいになれば届く光は当然増えていくわけで、そんな存在になりたいと考えています。

箱から出して欲しい!


岡垣:うちの特徴の一つに色の多さがあり、22色の取り扱いがあるんです。
黒や朱の王道色だけだともったいなくて箱から出さないというのをよく聞きます。
「特別な日やお客さんが来た時に使う。」それもとても光栄なことですが、箱から出す頻度が少なければ少ないほど、この産業の発展はありません。
「とにかく漆器を箱から出して欲しい!」
そんな思いでカラフルなシリーズを作るようになりました。

漆は使う度に深みと愛着が増し、補修して永遠に使えます。
まさに“用の美”の最たるものです。

  • 輪島を支える職人たち

    輪島を支える職人たち

  • 何回も、何工程も、

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  • 何人もの職人によって生み出される

    何人もの職人によって生み出される

  • 多彩なプロダクト:傘

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  • 中田工芸のNAKATA HANGERとのコラボ

    中田工芸のNAKATA HANGERとのコラボ

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  • 商品:ペット用のお皿

    商品:ペット用のお皿

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資金用途

品質は変えないし、変えられない。
しかし分業の仕組みは改革しなければ伝統そのものがなくなってしまう。
生産効率や職人提携を整えること、また新しいプロダクト開発にも費用はかかります。
何よりも1月の震災により輪島の各生産ラインは壊滅被害です。どうかご協力をお願いします。

谷マチからメッセージ

年初の能登半島地震で被害に遭われた方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。
千舟堂もたくさんの被害に見舞われたと聞いております。「漆のお椀を世界中の人が手に入れたら戦争はなくなる、それほどに心を豊かにしてくれるものだと私は信じております。」初めて岡垣氏とお話をした際にそう語ってくれました。彼のプロダクト作りにもそうしたスピリットが入っていることがよく分かります。我々は彼のような輪島塗の司令塔に資金を集めることが、輪島の復興への最短距離であると信じ、応援をしていきます。

千舟堂 岡垣 祐吾
石川県 輪島塗

千舟堂 岡垣 祐吾

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