グローバルナビゲーションへ

メニューへ

本文へ

フッターへ

応援する

  1. トップ
  2. 応援する
  3. 広河原薪炭再生集団

炭職人 広河原薪炭再生集団
(鞍馬炭)

広河原薪炭再生集団

応援数残り10

  • Facebook
  • X
  • instagram
  • ホームページ

広河原薪炭再生集団

ヒロガワラ マキズミサイセイシュウダン

KURAMAZUMI

京都府 炭職人 鞍馬炭

鞍馬炭、再興の物語。

京都市街から北へ35キロ離れた山間に広河原(ひろがわら)という地域があります。
そこで作られているのは、木炭。
広河原の炭は質が高く、かつては「鞍馬炭(くらまずみ)」と呼ばれ、国産の最高級品として飛ぶように売れたといいます。
しかし、生活様式の変化から1990年代に入り一気に途絶えてしまいます。

応援数残り10

伝統の襷(たすき)に繰り上げはない。

2016年、製法を知るものも減り、とうとう生き証人が一人になりました。
この危機的な状況に対して、地元の有志が結集し、窯作りや製法を受け継ぎます。
こちらもまた1軒のみになっていた京都の炭問屋が有志のまとめ役となり、技術継承の環境を整えたのです。
20余年の時を経て、寸前のところでその技術が後の世に継承された瞬間です。

鞍馬炭について

土とレンガでできた窯の中は、2畳ほどの広さ。一度におよそ250キロの炭を作ることができます。
鞍馬炭の材料の薪は、広河原の山に自生するコナラです。再生集団は、年に8回、およそ2トンの炭を焼いています。

窯の中に、薪を隙間なく詰めることが重要で、隙間があると火の勢いが強くなり、薪が燃え尽きてしまいます。焼き上がれば、空気穴、煙突共に締めて空気を遮断。2週間後に窯開きをするまで蒸らしますが、ここの工程が炭の良し悪しを決めます。
ここの炭の規格は全て特級品なのです。

炭作りが再開したことで、山の自然環境にも寄与しています。
生い茂った雑木を伐採することで、光と風の通りが良くなり、若い木が育つようになったという。若い木が根を張れば、山の崩壊も防ぐことができます。

鞍馬炭は、主に茶道界に支持されていますが、これからはバーベキューなどを通じて改めて炭の魅力を再認識してもらい、七輪や火鉢など美しい日本の文化を、生活にとり戻して欲しいです。

課題、資金使途

炭窯は、一度火を入れると24時間のシビアな管理体制が求められます。
実は、窯に最も近いところに住んでいた職人が他界したことで、現在この広河原での生産は停止しております。管理環境が良い新たな場所への移転か、管理システムの投資が求められています。
是非、皆様の応援をいただきたく思っております。

谷マチからメッセージ

早急に生産を再開する必要のある「鞍馬炭」。これ自体、伝統産業ですが、火を使うあらゆる伝統産業を支える源でもあります。有志で力を合わせて一度は絶滅の試練を乗り越えました。
鞍馬炭の二度目の挑戦が始まります。

広河原薪炭再生集団
京都府 炭職人 鞍馬炭

広河原薪炭再生集団

応援数残り10